(写真は場内)
岩波ホール【東京都 千代田区】
ステファヌ・ブリゼ監督作品「女の一生」を
神保町のミニシアター『岩波ホール』で観る。
一人の女性の人生を淡々と捉えた
アントワーヌ・エベルレのカメラが素晴らしい。
昨年「家族の肖像 デジタル完全修復版」を久しぶりに観た。
最初にこの映画を観たのは今から30年前…
当時、札幌に住んでいた中学生の私は
ルキノ・ヴィスコンティなんて監督の名前なんて
知る由もなく、バイト先のお姉さんから
「あんたも中学生なんだから、そろそろヴィスコンティくらい観なさい」
と言われ、市内にある小さな映画館『シネマロキシ』で観た。
案の定よく分からないまま終わってしまったが、
分からないなりにイイ映画だったなぁ…と思った。
そして、帰りに買ったパンフレットに印刷されていた
『岩波ホール』という館名に興味を抱いた。
多分、これが東京に惹かれた最初だったかも知れない。